浸透施設を導入するに当たり、地盤の浸透能力の調査法、各浸透施設の設計浸透量の算定法、
開発規模に応じた施設計画の考え方並びにその実施例・検討事例を紹介。(平成18年9月発刊)
価格 5,500円(税込)
2022年10月25日 ◆誤記載のお詫びと訂正
以下の書籍に誤記載がございました、謹んでお詫びするとともに、訂正させて頂きます。
詳しくは、こちらをご覧ください。⇒ お詫びと訂正
対象書籍:「増補改訂 雨水浸透施設技術指針(案)調査・計画編」(令和4年1月31日増刷版)
対象頒布期間:令和4年3月14日~令和4年10月23日までの頒布分
訂正箇所:P.53 表3-3(3/3)各種浸透施設の比浸透量[K1およびKf値(㎡)]算定式
下表中 基本式の係数bの値
誤:施設規模 W=10m 係数b 26.36
施設規模 W=20m 係数b 13.84
↓
正:施設規模 W=10m 係数b 13.84
施設規模 W=20m 係数b 26.36
※詳しくは、こちらのPDFをご覧ください。
※2019年11月18日の増刷に伴い、一部内容を修正いたしました。詳しくは以下をご覧ください。
本書の特色
- 河川流域を対象とした流域対策としての浸透施設の評価から、大規模開発(行政指導対象)やその他の小規模開発に伴う浸透施設の導入、一般住宅における浸透施設の導入に至るまで、さまざまな形態にも対応できるように配慮されている
- 地盤の浸透能力の評価に基づき、各施設(浸透ます、浸透トレンチ、透水性舗装など)の設計浸透量を決定する新しい算定式を示した
- 実施例、検討事例など豊富な参考資料が掲載されている
- 水循環の再生に関する検討事例を参考資料として加えた
目次
- 第1編 総則
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- 1章 目的
- 2章 適用範囲
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- 1)適用施設 2)関連事業
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- 3章 調査・検討内容
- 4章 用語の定義
- 第2編 現地調査
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- 1章 総説
- 2章 資料調査
- 1)資料の収集・整理 2)地形区分 3)地下水位の分布 4)法令指定区域 5)浸透施設の設置可能性の概略検討
- 3章 土地・地下水位・水質調査
- 3.1 土質・地下水位調査
- 1)ボーリング 2)土質・地質の確認 3) 地下水位(宙水位)の把握
- 3.2 水質調査
- 1)流入水の水質調査 2)地下水の水質調査 3)土壌調査
- 3.1 土質・地下水位調査
- 4章 現地浸透試験
- 1)現地浸透試験の調査フロー 2)調査地点の選定 3)現地浸透試験法 4)試験結果の整理
- 5章 浸透能力の評価
- 1)地形区分面ごとの浸透能力(飽和透水係数)の評価 2)浸透能力マップ
- 第3編 水文・施設計画
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- 1章 総説
- 2章 水文計画の基本諸元
- 3章 単位設計浸透量の算定
- 1)単位設計浸透量の算定 2)基準浸透量の算定 3)影響係数
- 4章 設計浸透量の算定
- 5章 配置計画
- 1)施設数量の目安 2)設置場所に関する注意事項 3)施設の組み合わせ
- 6章 浸透施設のモデル化
- 1)浸透施設の統合評価手法 2)浸透施設からの浸透量の算定法
- 7章 洪水流出抑制効果の評価
- 8章 目標値の設定
- 9章 浸透施設規模の決定
- 1)洪水追跡計算により施設規模を決める場合
- 2)洪水追跡計算を行わないで施設規模を決める場合
- 第4編 参考資料
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- 1章 現地調査の実施例
- 1.1 新河岸川流域浸透能力マップ作成事例
- 1)基礎資料の整理 2)浸透可能マップ設定項目の検討 3)浸透可能マップ作成
- 1.2 鶴見川流域浸透能力マップ作成事例
- 1)基礎資料の整理 2)浸透可能マップ設定項目の検討 3)浸透可能マップ作成
- 1.3 東下根地区浸透施設導入可能性の検討事例
- 1)概要 2)地形・地質の概要 3)試験箇所の選定 4) 試験結果の整理 5) 浸透施設導入可能性の検討
- 1.1 新河岸川流域浸透能力マップ作成事例
- 2章 計算例
- 2.1 単位設計浸透量の算定
- 1)基準浸透量の算定 2)影響係数の算定 3)導入施設の単位設計浸透量と単位空隙貯留量
- 2.2 浸透施設の統合化
- 1)浸透施設の計画諸元の整理 2)洪水処理特性の検討 3)モデル施設の諸元の設定 4)モデル計算
- 2.3 浸透量の算定手法
- 1)有効降雨モデル 2)一定量差し引きモデル 3)貯留浸透モデル
- 2.4 浸透施設規模(数量)の決定
- 1)洪水追跡計算により施設規模を決める場合(大規模地域)
- 2)洪水追跡計算を行わないで施設規模を決める場合(大規模地域)
- 3)洪水追跡計算を行わないで施設規模を決める場合(小規模地域)
- 4) 雨水浸透阻害行為の対策工事の場合
- 2.1 単位設計浸透量の算定
- 3章 鶴見川流域における浸透施設の流出抑制効果
- 1)概要 2)検討の手順 3)検討結果 4) 貯留施設と等価な浸透施設規模の簡易計算法
- 4章 浸透施設の設置例
- 1)一般住宅(その1) 2)一般住宅(その2) 3)一般住宅(その3) 4)集合住宅 5)駐車場 6)公園 7)行政施設 8)学校 9)道路
- 5章 不飽和浸透流解析と飽和透水係数
- 1)不飽和浸透流解析とは
- 2)解析に必要な土壌のパラメータとその表現方法
- 3)土壌の水分特性と比浸透量Q/k0 の関係
- 4)比浸透量Q/k0 飽和透水係数k0 の関係
- 5) 変水位ボアホール試験の評価手法について
- 6章 都市域の水循環改善に関する検討事例
- 6.1 八王子ニュータウン水循環保全システム計画
- 1)開発地区の概要 2)水文地質構造 3) 地盤の浸透能力 4)水循環保全システムの構成 4)数値解析モデル 5)水循環保全システムの効果
- 6.2 都市の水循環再生に関する検討事例
- 1)背景 2)都市の水循環改善への課題 3)水循環再生へ向けての対策 4)定量化への試み
- 6.1 八王子ニュータウン水循環保全システム計画
- 1章 現地調査の実施例