プラスチック製地下貯留浸透施設への埋設表示の御願い
近年、気候変動に伴う集中豪雨により、都市型洪水等が頻発し、流出抑制対策の必要性が一層高まっております。又、都市部に於ける市街化や舗装面積の拡大に伴い、ヒートアイランド現象や湧水の枯渇等、水循環系の悪化が懸念されております。
こうした現象に対処するため、雨水をオンサイトで貯留・浸透させる必要性が認められ、更には上面利用を可能にすることから、地下貯留浸透施設は飛躍的にその設置数が増大し、とりわけプラスチック製の貯留・浸透施設は、ここ10年ほどで累計約200万?分が設置されています。
しかしながら、ショッピングセンターやマンションの駐車場、校庭や公園の地下等に設置された施設が、工事中或いは完工後に、想定を超える荷重により陥没したり、上面での焚き火等で軟化して陥没したりと、通常の使用状態では起こりえない事故が散見されるようになってきました。
このような不測の事故を防止するため、当協会では、平成21年3月に「プラスチック製地下貯留浸透施設技術指針(案)」を発刊し、その中で、点検口人孔の蓋に、樹脂製雨水貯留槽が埋設されていることを明示し、注意を喚起するよう指導しています。
樹脂製雨水貯留槽専用マンホール蓋には、別刷りのチラシのとおり、過積載や火気に対する注意を促す表示を中央部に配置し、併せて、施設の規模(タテ×ヨコ)や設置年月が確認できるよう、ナンバーキャップを取り付けられる工夫を施してあります。
今後更に、設置数の増加が見込まれる樹脂製雨水貯留槽を、安全且つ安心してお使い戴くために、当該蓋を設置するよう御願い致します。
<樹脂製雨水貯留槽専用 マンホールふた>
ARSIT-600
カタログダウンロード<PDF:1.3MB>
※本件に関するお問い合わせは下記宛御願いします
〒102-0083 東京都千代田区麹町3-7-1 半蔵門村山ビル
社団法人 雨水貯留浸透技術協会
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