調整(節)池の多目的化、それを支える制度、そして整備事例の変遷を体系的に整備し紹介。
(平成10年5月発刊)
価格 2,200円(税込)
「コミュニティポンド」とは、流出抑制という雨水貯留施設本来の機能を維持しつつ、公園やグラウンド、野鳥の森といった環境機能や、住宅あるいは公共施設など、様々な産業施設の立地可能な場所として多面的・総合的に利用する調整(節)池を指します。
本書は、こうしたコミュニティポンドの様々な整備事例を現地での調査および関係者へのヒアリング、アンケート調査を通じ、体系的に整理したものです。特にカラー写真を豊富に配し、具体的な整備の状況がビジュアルに理解できるように配慮しております。
技術的な点については、発刊を予定している「コミュニティポンド計画・設計指針(案)」をご参照下さい。
目次
- 第1章 コミュニティポンドのコンセプト
-
- 1-1 コミュニティポンドの定義
- 1-2 調整池の多目的利用の変遷
- (1)調整池をめぐる制度面での変遷
- (2)調整池の多目的利用事例の変遷
- (3)時代区分
- 1-3 コミュニティポンドの課題
- (1)調整池をめぐる社会的要請
- (2)コミュニティポンドの役割
- (3)コミュニティポンドの整備効果
- 第2章 コミュニティポンドのデザイン
-
- 2-1 コミュニティポンドを構成する施設
- 2-2 施設別のデザイン例
- (1)交流施設
- (2)スポーツ施設
- (3)通行施設
- (4)休憩施設設
- (5)親水施設
- (6)保全施設
- (7)植栽
- (8)安全施設
- (9)水工施設(修景)
- 第3章 コミュニティポンドの整備事例
-
- (1)深作多目的遊水地
- (2)霞ヶ関調整池
- (3)妙正寺川多目的遊水地
- (4)萱田地区公園調整池
- (5)長津川調節池
- (6)細田川防災調節池
- (7)比々多下水道調整池
- (8)学園奈良団地2号遊水地
- (9)稗田環濠ため池洪水調整池
- (10)滝ノ水中央公園
- (11)梨の木公園
- (12)金山調整池
- (13)七井戸公園
- (14)県民健康福祉村
- (15)創造の杜公園
- (16)上草柳雨水調整池
- (17)慶応義塾大学湘南藤沢キャンパス
- (18)白鷺公園
- (19)麻生環境センター雨水調整池
- (20)大場川吉川調整池
- (21)こどもの国
- (22)寝屋川多目的遊水地
- (23)生駒山麓公園
- (24)二ツ池公園
- (25)高岡公園
- (26)沖館川多目的遊水地
- (27)大門沢ウォーターフィールド
- (28)霞ヶ丘遊水地
- (29)東急嶮山スポーツガーデン
- (30)横浜ビジネスパーク